京都股旅2 {1日目前半:神社仏閣めぐり}

 昨夜のお酒?疲れ?10時前まで寝倒してしまい、出発は11時前。さっき目が覚めたときにはそれほど強くない雨も、出発時には結構な粒になっていた。いったん部屋に戻り雨装備に変更。レインウェアとザックカバー。そしてツバの広い帽子。多少あせりながらも、前回去年10月に見逃した仏閣めぐりへ。自転車に泥除けがついていないので、ゆっくり走るが下半身は無防備なのでモモの辺りが冷たい。まずは南下して三十三間堂へ。五条〜七条の間は鴨川沿いの路地を縫いながら。雨は降ったり止んだり。


 三十三間堂の駐輪スペースはなんと屋根付き!ありがたい。おまけにロッカーもコインが戻る方式。なんと親切な!三十三間=127mを見るには必要なのだろう。このとき堂内が撮影禁止なのを知らずに雨具だけをロッカーに入れたのだけど、結果から言えばザックもカメラもロッカーに入れるべきだった。ここでも修学旅行生の群れを書き分け28神将をメインに千体千手観音立像を見ていく。手すり張りつきだと、10列ほどある立像のうちお顔を拝めるのは前から3列くらい。全身にいたっては1列目2列目。つまり1000体のうち2割ちょっとしか見えないって事だ。500体は慶派、院派、円派の彫師の名が分かっているとの事だが、札があるのも前2,3列のみ。人の成す・成した業を前にしたところで、(゚ω゚*)1人の小ささを実感してしまう。南無〜。30分たっても堂の中央に鎮座する千手観音坐像にたどり着かない…。さすがにこのペースでは…、と思いちょこっとだけペースを上げるのだけど、中央に行くに従い二十八部衆像が面白くなっていく…。中学の修学旅行で見た記憶はほとんどないのね。
 1000体見終わった堂の左端から入り口のほうを見抜いてみると、湿気のせいもあるのかほんとにかすんでいて、時間の軸を目前にしているかのような錯覚を覚えるほど。戻る道すがら、というか1000体の立像の裏側を戻る道もさまざまな資料を見る事ができて、これまた時間が必要。太閤壁やら通し矢やら…。おなかいっぱい。

 頭痛のお払いをやるとかで、お守りも頭痛に効くものがあったので手に入れる。外観を見て周るころには雨も止み晴れ間も。堂の周りを歩いて周る。もともと大きなお寺が分割されていまの敷地になっているので、三十三間堂全体を見渡すには奥行きが足りない。UWH12mmという超広角レンズを以ってしても全体を収めることが出来ず、ましてはコンパクトデジカメで撮っている観光客の写真はどんなになっているのか気になったり。堂には矢が刺さってたり、通し矢のために柱に鉄板が貼り付けてあったり、いちいち見所が多く、修学旅行生を連れて周るハイヤー運転手の説明をソラに聞きながら「ほぉ」「ふーん」なんて。。。



 三十三間堂を出たあとは北東へジグザグに走り清水寺へ。門前町は低速ギアですっ飛ばし、息を切らしながら坂を一気に駆け上がる。お茶屋さん前のトイレ脇に駐輪して、仁王門から境内へ。汗だくになりながらレンズを交換、フィルム装填。と拝観料はらってすぐあの舞台なのね。。。 かなり拍子抜け。奥の院側からの景色もひと!ヒト!人!景色や境内をゆっくり楽しむなんて出来ません…。

寺宝なんてこれっぽっちも見てないよ。そそくさと子安塔方面へあるくと道筋のアジサイは色づきはじめていて、やっと落ち着いた感じ。子安塔へ上る階段ではスケッチをする男の子2人。

あ、ここ、舞台が木立の中に見えてかなり穴場なんじゃないの?降りてきて音羽の滝、これまた大行列のためPASS。ここでTimeOver。大阪のYさんと河原町で待ち合わせしてるのです。間に合わなそうなので、連絡入れて自転車まで戻りかっ飛ばす。10分で戻ったよ。河原町阪急の裏手に自転車を停めて待ち合わせ場所に。おまたせ。